やっぱりこうなったか。と思った。
さて、ここ数日ネット界隈を大いに沸かせているsyamu_game。いかがだろうか?人気とはいえほとんどの人からしたら「なんでこの人人気あんの?」という感想なのではないだろうか?
人気が出た経緯は割愛するが、この動画で再確認したのが
身内ネタは、身内ネタだから面白い
ということだ
syamu_gameの主演作「千本桜」
冷静に見て、全く面白くない。
そもそもsyamu_gameの人気が出たのは、「一周回って面白い」のがベースにあったからだ。今のように知名度が出る前もこんな感じのクオリティの動画ではあったが、本人がそれをなんの疑問もなく面白いと思って投稿していた。そこまでひっくるめてsyamu_gameの面白さであった。
また、伸びないままsyamuが一度引退してから謎のブームが巻き起こる。そのことから「貝塚のゴッホ」とも呼ばれていた。そうした身内ノリこそがsyamuの面白さの本質であった。
syamu代理人「こんな感じが面白いんでしょ?」
そして今作。編集などまともにsyamuが出来るわけがないから誰かしらが関わっていることは明白だ。この動画の薄ら寒いところは、「一周回ってウケていたもの」の背景を取っ払って、それと同じモノを人気動画のスタンスで出しているところだ。何度も言うがこの動画に笑えるポイントなどない。自分の人気に気付いたsyamuに魅力はない。
それを後押しするように、複数の大人が絡んで、ビジネスとしてやっている背景が見え透いてしまうのがつまらない大きな要因だ。笑わせているのではなく、笑われている。その事を看過して短絡的にsyamuの人気という上積みだけを掬って制作した挙句の様だ。
身内ネタは身内ネタだから面白い
ラピュタがテレビ放映されるたびに、「バルス」とツイートをする儀式が存在する。
元はツイッターではなく2chのサーバーに対するテストだったのだが、それがツイッターでも行われるようになった。
そこまではいいのだが、何を勘違いしたのか、テレビ局が「バルスまでの時間タイマー」なんてものを掲げるようになり、「さぁ、みんなでバルスとツイートしよう!」なんて企画をやり出した。
もともと、何が面白いのかもわからない悪ふざけで始まったものなのに、「これが人気あるんだ」と勘違いした大人がビジネスとして公式に取り上げてしまい、結果シラケる。そんな一連の流れがあった。
今回のsyamu騒動もまさにそんな感じであろう。syamu本人に人気者になったり人を笑わせるポテンシャルなどない。あくまで、人気のない人物を人気者に見立てる行為自体の面白さを楽しんでいただけだったのが、ビジネスが絡んでしまったせいで、syamuの天下は短いものとなってしまった。
ところで、一部では「代理人が特定されてMADを作られてからが本番」という声もある。個人的にもそっちの方が面白そうだ。