ニコニコ出身のミュージシャンといえば、米津玄師一強の時代だ。
今や、ニコニコ出身というカテゴライズ抜きに、勢いでいえば全てのミュージシャンの中でTOPといっても過言ではない。
さて、米津玄師がハチという名義でニコニコ動画に頻繁に投稿していたのは2008~2011年あたりだ。
その後から本名でメジャーで活動をする様になった。つまりあまりボカロ曲を投稿しなくなった。
そんな、米津玄師が消えた2012年から、彗星の如く現れたボカロPがニコニコ動画を席巻することになる。
それが「じん(自然の敵P)」だ
じん(自然の敵P)とは?
枕が長くなったが、要はカゲプロの人である。
というか、この記事にたどり着いた時点でそもそもこの人のことは知っているだろうからプロフィールは割愛。ごめんよ長くなって。
というわけで本題はさっそく下衆な話だが。ボカロによって一番儲かった人は誰だろうか?
そんな議題で、かつてダントツの満場一致で名前が挙がっていたのが彼だ。
もう早い話総額5億くらい行ってるとかなんとか
もちろん確認のしようなどないので予測だが、CDや関連書籍の売り上げから概算するとそのような数字になるらしい。なんともジャパニーズドリーム。
そんなお金という尺度で見なくとも、人気からいえば本当に凄まじかった。
同時期に台頭していたボカロPといえばkemuあたりだが、なんなら「じんかそれ以外か」と二分できるほどボカロ界では圧倒的に覇権を握っていた。
じん(自然の敵P)は今現在なにやってるの?引退した?
(これがカゲプロ全盛期の当人の顔写真。ふつうの青年である)
そんな絶対的王者は、人気絶頂の中カゲプロの楽曲投稿を完結させた。
とある雑誌のインタビューによれば、「無駄に引き伸ばしをするより、スパッと終わらせて、もうちょっと続きが気になるくらいがちょうどいい」と語っていた。素晴らしい。ジャンプの編集者は靴を舐めるべき。
その宣言通りカゲプロ楽曲を完結させた。アニメ化さえしたのにスパッと終わらせた。
だが思ったより早くカゲプロの人気はカゲりを見せた。
そりゃあそうか。新たな動きがなければいつまでも熱中するものでもないしね。
というのが役5年ほど前の話。
そして、ぼちぼち活動はしているものの目立った活動もなく、じん(自然の敵P)は引退したのではないかという噂が流れ出した。
少し話は逸れるが、先ほどのインタビューの発言後にこうも語っていた
「ーーーとはいえ、お金がなくなったらまた再開するかもしれませんけどね(笑)」
そして、カゲプロ再開。新曲を投稿する。
引退の噂すら囁かれた彼が、約5年ぶりにカゲプロとして新曲を投稿した。
相変わらず「じん節」炸裂の強烈な名曲だ。
(お金なくなったんだろうか...)
結論として、引退もしてないし今現在はバリバリに新曲を製作している。
そして新アルバムも出す。
メカクシティリロード。11月7日発売だ。
前作はボカロオリジナルCDでは異例の11万枚のセールス。初回限定版が一瞬で売り切れてしまった。
今回の初回限定版はポストカードがついてくる。たぶん一瞬で売り切れるだろうからまだ予約できるならお早めに。
メカクシティリロード 初回限定版A(特典:ポストカード)
あの頃、カゲプロの全盛期にたくさん夢を見させてもらった彼の新作、昔を思い出せるのではないでしょうか。