M-1グランプリ、今年は非常にレベルが高かったですね!
優勝したミルクボーイだけではなく、ニューヨーク以外の全ての芸人さんが面白くて印象的でした。
さて、早くも様々な名言が生まれ、ネット上でとても流行っています。
その中の一つ、「時を戻そう」について解説していきたいと思います。
・一体誰の言葉なのか?
・どんな時に使うのか?
・どういう意味なのか?
調べてみた。
ぺこぱとは?
シュウペイ(左) - 1987年生まれ(32歳) 元ギャル男
松陰寺 太勇(右) - 1983年生まれ(36歳) 本名:松井勇太 元バンドマン
お二人は、もともとバイト先の先輩後輩同士だったそうです。
活動は2008年からで、2019年のおもしろ荘で優勝を果たしています。まさに今年ブレイク必至の中での快挙でした。
ちなみに、ビジュアル系バンドマン風の松陰寺さんは実際に音楽の専門学校を卒業されており、2015年に自信が作詞作曲と編曲まで手がけたCDを発表しています。
時を戻そうとは?
では、本題に戻ります。(時を戻します)
「時を戻そう」とは、彼らのネタ中でブリッジ的に使われているセリフです。
まるで1990年代のビジュアル系バンドマンのような風貌の松陰寺さんのツッコミスタイルは、「ツッコミ方革命」と称され「ノリ突っ込まないボケという新しいジャンルを切り開いた」と松本人志さんに大絶賛されました。
通常「なんでやねん!」や「違うやろ!」とボケの言ったことを否定したり頭を叩いたりするのがツッコミですが、彼らの場合はボケの間違った価値観を否定せず、松陰寺さんなりのキザなセリフで肯定をします。どんなボケをしようとも全てを肯定します。その真新しさが見ている人に新鮮味を与え、「誰も傷つけないツッコミ」と賞賛され、結果として決勝進出を果たすほどの大ウケでした。
その際、無理矢理にでも肯定をするため、話が割とそれてしまいます。
そこで話を本筋に戻すために「時を戻そう」と挟むのが元ネタです。
「プロポーズしたいんだよね。ちょっと練習相手になってくれる?」
「いいだろう。では私が女役をやってやろう。さぁやってみろ」
「大事な話があるんだ。結婚しておくんなまし〜!」
「いや女同士!!!」
「...が結婚したっていいじゃないか!」
「そうだろ?」
「人それぞれ愛の形はあるんだ!」
「時を戻そう」
「大事な話があるんだ。」
といった感じです。
Twitterの反応
少し攻撃的にも見える松陰寺さんのビジュアルとは裏腹に、全てを肯定する優しさ。それが疲れた現代人に刺さったのか、Twitterでは大きな反響を呼びました。
『優勝はミルクボーイです!』
ぺこぱ「時を戻そう」 pic.twitter.com/2XG3Ke85z2
— や~つ。@絵描き+雑多垢 (@onlyonlybocci) December 22, 2019
時を戻そう(トレス) pic.twitter.com/0szsMcxQo9
— (@fuyu_piyon) December 23, 2019
中日ドラゴンズ「10点差ひっくり返されちゃった」
ぺこぱ「時を戻そう」
中日ドラゴンズ「10点リード(^^)」 pic.twitter.com/7d0LUrJwYQ— おだんご (@Odangodandann) December 22, 2019
いかがでしたか?
今年のM-1は、どのコンビもそれぞれ自分のスタイルを持ち、そのどれもが面白いという素晴らしい歳でした。出来ることなら時を戻してもう一度見たいですね。
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