ここ最近、twitterでやたらと流行っている言葉がある
そう、「自粛ポリス」だ。
自粛警察とも言う。
・いったい、どういった由来なのか
・どういう場面で使われるのか?
・どういう意味なのか?
意味を調査した。
自粛ポリス(警察)とは?
自粛ポリスとは、「自粛をしない人を過剰に取り締まる一般人」のことである。
昨今のコロナウィルスの蔓延により、人々の生活は大きく変わった。
ほとんどの人が未だ経験した事のない生活を強要され、それが常識となりつつある。
とはいえ、ほんの数ヶ月前まで自由に旅行や外出も出来ていたのに
急にそれが出来なくなる。そんなルールに全ての人が対応しきれるわけがない。
そして
「ちょっとくらいなら...」
「自分だけなら...」
「別に大丈夫だよね...」
と自粛を破り外出をする人を、正義感のもと過剰に非難する一般人。
それが自粛ポリスである。大事なのは彼らが正義感で動いているという事。
自粛ポリスの生まれた背景
あくまで「自粛」は「自粛」であり、「禁止」ではない。
「外出禁止」とならないのは日本のルールでは難しく、いずれにしても「絶対にしてはいけない」わけではない。
なので、自分の裁量で人を非難する事の方が間違えているのだが
正義感というのは恐ろしいものである。
こういった「自粛ポリス」が生まれた背景には、日本の教育が関係していると思われる。
日本では「上の言う事は絶対。足並みを揃える。輪を乱す人は悪」とも言わんばかりの洗脳じみた教育を全員が受けている。
そうなると、自粛をしっかりと守っている人が「自粛を守らない人」を見ると
「俺はちゃんと自粛を守ってるのに、あいつは守っていない。あいつは徹底的に叩きのめす!」
となるのは当然っちゃ当然かもしれない。
そして同じく、足並みを揃える精神で
「みんながあいつを叩いているから、私も!」
と次々と投石の人数が増えていく。
で、ターゲットへの私刑がひと段落付く。するとそれが成功体験となり
「輪を乱す悪人は徹底的に叩いて良い」
それが常識となる。
正義ゆえに、後ろめたさは無く
懲悪の快感を覚えた自粛ポリスの暴走は加速していく。
また、「禁止」では無く「自粛」である理由はもう1つあるらしく
政府が飲食店などに対し「営業禁止」命令を出すとなると
店「営業できないって事は、お金を稼ぐことができない」
店「じゃあその間の経費は国が補償してくれるよね?」
となる。
一方、「自粛」と言ってしまえば
店「営業できないって事は、お金を稼ぐことがで...」
国「いやいや、「自粛」だから。営業しようと思えば出来たよね?だからお金は払わないよ?」
となるらしい。
だが、そこに現れるのが自粛ポリス。
営業中のお店に対し自粛クレーム電話をかけ、休業に追い込んだケースが実際に頻発しているらしい。
自粛ポリスのTwitter上の反応
自粛ポリスに対するネットの反応はこちら。
「自粛警察」「自粛ポリス」みたいな言い方をするから、自分たちは正義だと勘違いしたバカがつけ上げるんだよ。
・自粛強要テロリスト
・威力業務妨害者
・ヒマクレーマー
・休業脅迫厨
・過激派バカみたいな、一発で犯罪者と分かるやつか、絶対呼ばれたくないアホみたいなネーミングにすべき。 pic.twitter.com/JkZt0GPESi
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) May 7, 2020
自粛ポリス
日本人の悪いところですよね…
昔から、大人に人に迷惑を掛けちゃいけないと教わっているから迷惑をかけるやつにには何したって良いと思ってる。自分は棚に上げて。インドに学ぶべき
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」— かよ🌠新任小学校教師👧 (@kayoka_yo) May 7, 2020
#自粛ポリス #自粛警察 のトレンド見て、漫画「氷室の天地」の名言思い出したな。
人が最も残虐になるときは「悪に染まった」ときではない!
真偽どうあれ「正義の側に立った」と思ったときに人は加虐のブレーキが壊れるのだ! pic.twitter.com/sYVKsheQ4Q— らいか@情報セキュリティエンジニア (@laika_cyberlily) May 7, 2020
いかがだったでしょうか?
自粛ポリス、ぜひ貴方も日々の生活に使用してみては?
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