最近、死にたがっている人に向けたとある言葉が流行っているらしい。
それは「死ぬ前にアマギフください」である。
・アマギフとは何なのか?
・そもそもどういうネタなのか?
・何故アマギフを欲しがっているのか?
調べてみた。
死ぬ前にアマギフくださいの元ネタとは何か?どういう意味なのか?
ちなみに、アマギフとは
Amazonギフトカードの事であり、Amazonで使える商品券みたいなものである。
Amazonで使えるという事はほとんど何でも買えるため、実質現金である。
加えて、受け渡しが現金より容易であるため
ネット上での金銭やり取りとして最も合理的なインターフェース、それがアマギフである。
ネタの発祥は、「死ぬ前にアマギフください」考案者が自発で立てたスレッド。
Twitterの女性病みアカウントは一定数存在し、そのほとんどが口癖のように「死にたい」とつぶやく。
概ね「◯◯ちゃんが死んだら悲しい!」
「◯◯ちゃんそんな事言わないで!生きて!」
のような返信を欲しているのが動機であり、ただのかまってちゃんである事が多い。
返信する側もする側で、好感度上げてワンチャン狙いの男が多いらしい。まぁWinWinではある。
そして、そんな茶番劇に一石を投じるかのように現れたのが彼。
・どうせ死ぬならお金とかいらないでしょ?
・Amazonギフトカードとして僕にください
それが「死ぬ前にアマギフください」である。
現代のキリストとの呼び声も
・「死にたい」で検索をかけて片っ端からリプライ
・死ぬ見込みがある(と見受けた)人を「アマギフ」名義でリスト入り
・とにかく死ぬ方へ会話を誘導
...と、あまりにも清々しいほどのクズっぷりに一部の界隈で人気が沸騰。
死にたがっている人にアマギフをねだるのは一種の礼儀と化し、不謹慎だがnewsなどで話題になっている自殺した人のアカウントにまで「アマギフください」リプが飛び交うというアナーキーっぷりになる。
が、「むしろ自殺防止に効果的なのでは?」という見方もあるようだ。
「死にたい..」
↓
「突然すみません、どうせなら死ぬ前にアマギフください」
↓
「は?いきなり何ですかあなたは!」
↓
「もうすぐ死ぬんですよね?ならアマギフください」
↓
「あなた失礼!私まだ生きる!」
といった感じで、逆に生きる活力を誘発してゆく結果が多数見られた。
死にたいほど絶望している人に対して
「生きてればいい事あるよ!」だの
「死ぬとか言うな!」なんて諌めるよりも
「アマギフください」と助言する方が自殺予防になるのかもしれない。そんな事を気付かされたお話でした。
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