「結婚式の加害性」という単語が
Twitterにてトレンド入りしました。
一体 どんな元ネタなのか。
まとめてみた。
結婚式の加害性とは?
事の発端は「同性婚を認めないのは合憲」という判決を受け、話題になりました。
それに関するとあるツイートが多数されました。
友人を結婚披露宴に呼んだとする。友人の愛する人は同性で、そのことをオープンにできず、自身が結婚できないことに悩んでいるかもしれない。想像しただけで耐えがたくないですか?たとえ友人がオープンにしていたとしても、自分は異性愛者だからお陰様で結婚できます、祝ってくださいなんて言える?
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) June 25, 2022
こちらのツイートが話題になり、様々な方が「結婚式に同性愛者を呼ぶのは傷付けるかどうか」に関するツイートをしたようです。
その中の一つがこちらでした。
結婚式に同性愛者の友人を呼んだら傷付けてしまうかも…ってめちゃくちゃ無邪気というか、これまでそういうことを考えずに来られたのがすごい。結婚式ってもともと親や子や配偶者や恋人をなくしたばかりの人やその他様々な不幸に見舞われている人をそれでもなお呼びつけて強制的にお祝いさせる場やん
— かえる™ (@72jailbreak) June 26, 2022
結婚式に招待することは「今あなたがどんな状況にあろうととにかく3万円を持参して俺を祝ってくれ!!」と言っているのと同じだという覚悟を持ってやるべきイベントやと思うわ…。
— かえる™ (@72jailbreak) June 26, 2022
他人の結婚式で死にたくなったことのない人は「結婚式に呼ばれたら誰でもうれしいでしょ」と本気で言うからな……。結婚式その他祝賀行事には原理的にすべて加害性があるんだから、誰も傷付けたくなければすべて中止するほかないが、そんなことは不可能なので覚悟を持つかどうかの問題でしかない。
— かえる™ (@72jailbreak) June 26, 2022
と、この方が述べたかった意見は
・結婚式で傷つく「可能性がある」のは、同性愛者だけに限った話ではない。
・可能性の話をするなら、祝賀行事で絶対に誰も傷つけないのは不可能。覚悟を持つかどうかの問題。
といった旨の内容だと思われます。
「結婚式の加害性」というパワーワードが一人歩き
しかし、後者のツイートの方がバズり
「結婚式の加害性」という言葉だけが一人歩きする結果となります。
結婚式の加害性なんて言うアンポンタンなツイートを見たけど、ご祝儀払って強制的に祝わせるなとか言うなら欠席しとけ。
そんなこと言い出したら大学進学は不合格者への加害で、家を建てるのはローンすら組めない人への加害なのかいな。
「できない人に配慮しろ」って騒ぎすぎるのもハラスメントやん。— 適当人間タガメ@沼の底から (@tagamekamo) June 27, 2022
結婚式の加害性に限らず、全く関係ない赤の他人の何かしらに加害性を感じる時ってライフが瀕死の可能性あるから今すぐSNS閉じてスマホを叩き割ってゆっくり休むんや…その状態とSNSは相性が悪すぎる。公認心理師、臨床心理士からのお願いや…
— さいこさん@公認心理師/臨床心理士 (@psycho873) June 27, 2022
>結婚式の加害性に気をつけてほしい
表現の自由界隈で何度も言われてきた「傷つく人に配慮しろと言うが、幸せな描写だって人を傷つける」のやつを真顔で唱える人間がとうとう現れたか。
— 新納 (@ni_no5) June 26, 2022
「結婚式は人を傷つける!だからするな!」
さも、そう言ったかのように受け取ったと見られる反応が散見され、議題がどんどん別の方向に進みます。元ツイートの趣旨とは大きくかけ離れているような気がします。
リアルで友人と思っていた相手に、結婚式に呼んでもらえなかったことを知った時の方が遥かに加害性高いから、三万円ぐらい喜んで持っていくので式に呼んでくださいお願いします。
— ゲタライド@仮面ライダー&ゲーム (@ridertwsibu) June 27, 2022
結婚式の加害性というパワーワードに驚いてしまったのだが、あのイベントは、身内に不幸があった人は断れるとマナー本にも書いてありますからね……参列するしないの選択の自由はあります。
「不幸な自分に配慮してお前も不幸でいろ」という理屈、そのまま、最近の無差別殺傷事件のそれなんだけど……— 七堂文緒 (@bunshichido) June 27, 2022
結婚式に加害性があるかどうかまでは考える気もないが「幸せのお裾分け」っていう言葉には寒気がする
— ぴろ (@ManyPieces0319) June 27, 2022
ですが、ある意味結婚式について改めて考え直す機会になったのかもしれません。
捉えようによっては、「3万払って私を祝ってね!」というイベントを自ら主催すると捉える事も出来ます。ですが、それでも結婚式はやはり人生において特別なイベントです。それに、幸せな人を見たら自分も幸せになるというのが大多数の意見なのではないでしょうか?
どうだったでしょうか?
結婚式の加害性、トレンドリーダーなら ぜひ読者様も日々の生活に使用してみてはいかがでしょうか?
※あなたにはこちらの記事もオススメです。