「予祝」という言葉をご存知だろうか?
今年のプロ野球ファンの間で、謎のブームを見せている単語である。
果たして元ネタはなんなのか?
調査した。
予祝とは?
「予祝(よしゅく)」とは、あらかじめ祝う事。
それにより、期待していた通りの結果を引き寄せる呪術行事。
元々、豊作を祈って行われた実在する行事と言われている。
予祝...豊作や多産を祈って,一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると,そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづいて行われる。小正月に集中的に行われ,農耕開始の儀礼ともなっている。
この「予祝」がプロ野球ファンの間で
話題になった元ネタがこちら。
阪神タイガースの公式YouTubeチャンネルにアップロードされた動画である。
「予祝」と書かれたTシャツを見せつけ、その意味を説明する糸井選手と西選手。
西勇「僕は予祝を持ってきました。ルーキー、桐敷、意味分かるか?」
桐敷「…」
糸井「いや、分からんやろ!」(と西にツッコミ)
西勇「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せることを予祝と言います。みんな予祝で、ただ一つできてないことがある。分かる?テル、馬場」
佐藤輝、馬場「分からないです」
西勇「糸井さん、分かりますか?」
糸井「一つしかないやないか!優勝に向けて練習してるわけでしょ。でもこれは練習してないと思うねん(Tシャツに書かれた『胴上げ』の文字を見せ)今から監督を胴上げしようかなと思います。いいですか?これは予祝です!」
・前もって優勝胴上げを祝うことにより、本当に優勝できる
・前もって試合前にハイタッチすることで、本当に試合に勝てる
と、時折「予祝」を思わせるシーンは
中継などで散見されていた。
【悲報】 阪神、試合前にハイタッチの練習をしていたhttps://t.co/yXRXYLO7c5 pic.twitter.com/nvEjwXSQ1M
— なんJ(まとめては)いかんのか? (@matome_ikan) April 12, 2022
しかしそんな予祝も虚しく、阪神は開幕から1勝14負と奮わず
.067の歴代最低勝率までも記録してしまった。
このことから
などとネットで話題になる。
また、ツイッターや掲示板などでも試合前から
「【朗報】桐敷、完全試合達成」
「【朗報】糸井、5打席連続逆転満塁サヨナラホームラン」
などと書き込まれ、予祝がファンにも取り入れられる。
ただ、あくまで現時点での話である。
プロ野球は結果が全て。
ここから阪神が怒涛の127連勝を見せ、最終成績が128勝15負でシーズンを終えれば「予祝は本当に効果があり、素晴らしいものだった」と賞賛され全チームが取り入れる世界線を観れるのかもしれない。
何れにしても、ここからに期待である。
予祝のTwitter上の反応
予祝に対する、ネットの反応はこんな感じ
これも全部予祝じゃんな… pic.twitter.com/96l1mrI8SR
— るる (@washi_hodai) April 14, 2022
スポーツにおけるオカルトって、やる事やり尽くした奴が最後に頼るものだと思うんよな。自分もそうだったけど。
怪しい宗教家呼んでレクチャーするとか試合直前に予祝するとか、そんなことする暇あったら少しでも相手チームの研究するとか投手打者の傾向頭に入れるとかやれる事あるやろ…— ヤクいぬさん (@yaku_inu) April 12, 2022
こちらのようなリアクションもある様です。
予め祝っておいて勝利を引き寄せる「予祝」からの敗戦を「呪術敗戦」っていうのほんとすきです pic.twitter.com/ykkAaflLRN
— 清脊 (@Sa_Ya_Se_Ki) April 14, 2022
いかがだったでしょうか?
予祝、プロ野球ファンであれば是非是非読者様も 学校や職場で使ってみてはいかが?
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