Picturesque Waterがアルバムをリリース。フルートの美しい音色、Authenticな楽曲と世界観を追求するインストユニットとは

2021年01月13日 2021年01月13日

ベーシストでありマルチプレイヤーの「村山宏行」が

バンド「Picturesque Water」を結成した。

そしてPicturesque Waterとして1stミニアルバム「Fragile Distance」をリリース。

どのようなアルバムになっているのか。詳しくチェックしていこう。

アコースティックユニット Picturesque Water
Picturesque WaterがAlbum「Fragile Distance」をリリース
レコ発イベントは緊急事態宣言により延期

アコースティックユニット Picturesque Water

アコースティックサウンドをベースに、ポップでジャジーな楽曲を演奏するインストユニット。

特筆すべきは、何と言ってもフルートの存在。フルートの流麗な音色を引き立てるべくキャッチーなメロディにこだわりAuthenticな楽曲と世界観を追求する。

また、バンド名の「Picturesque（ピクチャレスク）」とは

「（絵に描いたように）美しい」の意味。

◼️豊田亜希恵（Flute）

フルートとピアノのデュオ「あきえりこ」やファンクバンド「サンライト禅」で活動するフルート奏者。

「フルートの魅力をより沢山の人に知ってもらいたい」という想いで活動。

幻想的、時には哀愁的なイメージを想起させる彼女のフルートの音色が

Picturesque Waterの世界観を大きく印象付ける。

豊田亜希恵 - Twitter

◼️たかはし名人（Guitar）

「Silver Poets Society」「First Circle」にて活動するギタリスト。

尊敬するミュージシャンはPat Metheny、Larry Carlton

ギタリストであり、作曲家の側面も持つ。

今作「Fragile Distance」では「君の姿探して」を作曲。

たかはし名人 - Twitter

◼️村山宏行（Bass,Programming,Arrangement）

Picturesque Waterの主宰者でありベーシスト兼マルチプレイヤー。

音楽的な部分のみならず、デザイナーとしての才能も持ち

アルバムのジャケットデザインも担当。

メインコンポーザーでもあり、今作では4曲を作曲。

村山宏行 - Twitter

Picturesque WaterがAlbum「Fragile Distance」をリリース

そんなPicturesque Waterが

2021.1.16(土)に、1st.アルバム"Fragile Distance"をリリースする。

収録全5曲のダイジェストを収めたトレーラーがYouTubeで公開されている。

Songs

#1.Picturesque Water (作曲：村山宏行)
#2.ケルンの夕暮れ (作曲：村山宏行)
#3.君の姿探して (作曲：髙橋俊介)
#4.虹の向こう側 (作曲：村山宏行)
#5.Can't Live without You (作曲：村山宏行)

Support Player

金子量：Piano
須藤秀一：Drums,Cajon

バンド名を冠した村山宏行作曲の#1「Picturesque Water 」。切ないメロディと16ビートの細かい刻みのベースライン。その名の通り絵画的な美しさを持つ音色を堪能できる。アルバムの中では比較的マイナー調な楽曲であり、フルートの持つ「切なさ」の側面を味わう事ができる。アコースティックとは相反する、ピコピコとしたシンセのサウンドもうっすらと重ねられており、それが良い具合に隠し味となっている。

こちらも村山宏行作曲、#2「ケルンの夕暮れ」。ケルンとはドイツの都市であり、美しい街並みの中の夕暮れを思わせるような温かみのあるメロディ。そして明るさの中にどこか切なさも感じる。The アコースティックなサウンドを堪能でき、これからの代表曲にもなり得る名曲である。

今作では唯一、ギタリストのたかはし名人こと髙橋俊介作曲による#3「君の姿探して」。ストリングスを目立たせた王道なJ-POPを感じさせるポップさと明るさ。今作の中で、いわゆる「歌モノ」に一番近い楽曲という印象を受け、インストに馴染みがない人にも耳馴染みのしやすい楽曲。

村山宏行作曲の#4「虹の向こう側」。ミドルテンポの16ビートで、ベーシスト村山宏行の真髄とも言えるリズミカルなベースライン。そして細かく刻むカホンとピアノのバッキングが心地良い楽曲である。

アルバムのラストを締めくくるのはスローテンポのバラード、村山宏行作曲の#5「Can't Live without You」。

こちら元々は村山宏行ソロ作品の「幸せなんかいらない」をリメイクした楽曲。スローテンポの8ビートのバラードこそが、フルートの音色をじっくりと咀嚼する事が出来、真価が発揮されると個人的に思う。「もう少し味わいたい」と浸れる、アルバムの最後にぴったりな名曲。