ひろゆき氏とF爺氏が話題になっている。
一体、何が起きたのか?
そもそも、F爺氏とは何者なのか?
まとめてみた。
かなり長いので
かなり長いので、先にざっくりまとめるとこんな感じ
フランス代表のサッカー選手2人が日本人をバカにするような動画(2019年撮影)が拡散される
(グリーズマン氏とデンベレ氏)
↓
炎上
↓
ひろゆき氏、参戦。「あれは差別ではないんじゃない?」
↓
言語学者「F爺」氏、ひろゆき氏に反論
F爺(小島剛一)・ひろゆきのフランス語騒動とは?まとめてみた。
事の発端は、こちら。
フランス代表のサッカー選手アントワーヌ・グリーズマンとウスマヌ・デンベレが
日本人を嘲笑するような映像がネットに拡散される。
動画内でデンベレは「(日本人たちは)醜い顔」「(日本語は)なんて後発的言語だ」などと発言している。
ah ouais ils sont comme ça Antoine Griezmann et Ousmane Dembélé ? #StopAsianHate pic.twitter.com/JJFBk6X0nZ
— nahidul ❤️ (@duatleti) July 1, 2021
また、この動画内に出てくる
「sale gueule」
「putain」
この2つの単語が、今回の騒動のメインテーマでもある。
つまり、今回の騒動のテーマは
「sale gueule」「putain」は差別用語か?
といった感じ。
ちなみに、辞書ではこのように載っている。
putain [女][俗]
❶ 娼(しよう)婦,売春婦;身持ちの悪い女.
❷ ~ de ... いまいましい….
❸ P~! ちえっ,くそっ(怒り,驚き,絶望など)
.
sale [形]
❶ 汚い,汚れた,不潔な.
❷ 卑劣な;嫌な,不愉快な.
❸ くすんだ.
❹ 卑猥(ひわい)な,みだらな
.
gueule [女]
❶ (獣,魚の)口;[俗](人間の)口. Ferme ta ~! = Ta ~!|[話]黙れ.
❷ [俗]顔,面(つら);表情;(物の)外観,格好.
❸ (かまど,トンネルなどの)口.
そして7月6日、ひろゆき氏のYouTubeライブにて
その件に関するスーパーチャットが投げられる。
質問
「最近サッカーフランス代表のデンベレとグリーズマンが日本人の差別発言で話題になってます。またその動画に実は俺達も陰で言っているというコメがあったみたいですが、フランスはアジア人に対する差別実際どれくらいあるのですか?」
【ひろゆき】
えっと、差別発言のない国って多分ないと思うんすよね。 誰しもやるんですけど、例えば外国に旅行に行きましたっていう日本人同士で言葉遣い通じないと思って、日本語で会話したりっていうので普通にあるんですよね。
(中略)
フランスの友達同士の場合って「ピュータン」っていう言葉をよく使うんすよ。強調するときとかに。
(中略)
「日本人の日本語がおかしな言葉である」みたいな翻訳をして、それがその差別だよねみたいな話になってるっぽいので、雑談でよく言う言葉っていうのと、こういう意味でも取れるよねっていうのって、実際このなんか違うので、なんかこれくらい普通じゃね?って思うんですけどねぇ、はい。
と、件の動画は差別(と言うほど)ではないと擁護。
続いてフランス人ジャーナリスト、フローラン・ダバディ氏のTwitterに
差別動画に関する質問が寄せられる。
それに対し「情けないのは親の教育です」と、痛烈に批判をする。
そして、ひろゆき氏がそれに反応。
こちらがTwitter上での最初の言及。
一般論としては、ダバディさんに同意です。
ただ、今回のsales gueulesとputainはフランス人に向かっても使う言葉なので、酷い悪口ではありますが人種に言及した言葉ではないと思いますが、いかがですか? https://t.co/SDCDHRUERk— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) July 6, 2021
言語学者・「F爺」氏の登場
同じようなタイミングで
F爺氏が今回の騒動に関するブログを投稿する。
そもそも、「F爺」とは何者なのか?
と思う人も多いかもしれない。
小島剛一(F爺)。フランス在住の言語学者。
F国(フランス)に住む日本人の爺さん、がF爺の由来だそうな。
わかりやすく、この方の人物像を説明するならこちら。
...と、トルコ政府とバチバチにやり合う
武闘派の言語学者、といった感じ。
絶対に敵に回してはいけない人とも言える。
余談だが、今回の件が
彼の著書が注目されるきっかけとなり
ベストセラーランキングの上位に急上昇したのだとか。
F爺氏は続いて
すでにネットニュースで話題になっていたひろゆき氏に対し、ブログで言及
重大な疑問
「ひろゆき」氏と「辻仁成」氏には、望ましくない共通点があります。
[1] 自分のフランス語能力を極度に過信しています。全然大したことないのに。
[2] 全ての国や地域と同様にフランスにも差別者は存在することに目を瞑り、不可能な擁護をしようと無駄な努力をしています。日本在住の日本人に虚報を伝える「努力」をしています。
この人たちは、フランスに関して、フランス人のサッカー選手に関して、フランス語に関して、虚報を発信することで、一体どんな利益を見込んでいるのでしょうか。得になることは何も無いとしかF爺には見えません。
それに対し、ひろゆき氏は反論する。
若者言葉を知らない高齢者の方が「聞いたことが無いからフランス人は使わない」というのは勉強不足なだけだと思います。
フランスの歴代観客動員数3位の映画『最強の二人』
で”putain”は18回出てきます。
セザール賞最優秀作品賞でカンヌ国際映画祭の審査員賞の『Les Misérables(2019)』では23回です。 https://t.co/31EwC13EDW— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) July 7, 2021
と、「若者言葉を知らない高齢者の方」とF爺氏を批判。
そして...
F爺氏がそれに対し反論。
こちらの記事は、全文読むことを個人的に推奨。
結論
「ひろゆき」は、
# 頻繁に議題のすり替えを試み、
# 自分が無知なくせに # 他者を「勉強不足」呼ばわりし、
# 人格攻撃を好み、
# 何が若者言葉であるかも知らず、
# 映画を観る時には悪罵の出現回数を指折り数えることに集中し、
# 高齢者差別をし、 # 何が人種差別であるかも知らず、
# 自分が差別されていることにも気が付かず、
# 44歳にもなって未だに「若者」のつもりでいます。
素性を隠していない人物からこれほど愚かな言いがかりをネット空間に撒き散らされたのは初めてです。
F爺は、慎(つつし)みというものがあるので、「ひろゆき」を形容するのに恥知らずだとかおめでたい奴だとか軽薄そのものだとか卑怯者だとか嘘吐きだとかは事実だから何度でも繰り返しますが、個人的な印象に過ぎない「糞野郎」だの「ケツの青い餓鬼」だの「足が生え始めたばかりの御玉杓子」だのというはしたない悪罵は致しません。
こちらの記事が話題に。
それに対し、ひろゆき氏はこのようにツイート。
「語源が古いから、若者言葉ではない」というのは反論になってません。
「ヤバい」は若者言葉ですが、江戸時代から使われていて、「矢場」から来てます。
そもそも、ご自身で「『若者言葉を知らない』ということはあり得ますが」と認めてるので、、、 https://t.co/LeAIBSYD69
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) July 9, 2021
それに対し、再びF爺氏が反論
「ひろゆき」は、今後もあらゆる機会に詭弁を弄し続けることでしょう。その矛先の一部はF爺に向かうかもしれません。しかし、まともな人間は、「ひろゆき」が誰かの悪口を言ったら
【悪いのは嘘吐きの「ひろゆき」のほうに決まっている】
と直ちに理解するのです。挑発しても誰にも相手にしてもらえなくなった負け御玉杓子(*)が片隅で口先だけの惨めな「勝利宣言」とやらをして無い面子を保とうと無駄な努力をするのなら、優しく放っておいてあげましょう。
(*) 日本語習得途上の読者のための注。「負け御玉杓子(おたまじゃくし)」は、「負け犬」という表現をもじったものです。「まだ蛙(かえる)にもなっていない」という含みですから、侮蔑の度合いは想像が付きますよね。
ひとまず、2人の交戦はここで止まっている。
ちなみに、問題となった動画の本人(サッカー選手)はすでに謝罪をしている。
今回のひろゆきは?
— kono (@GradedMario) July 11, 2021
と、ひろゆき氏にしてはめずらしく劣勢と取る意見も多いようだが
見方を変えれば、「言語学者は言語を研究する事が仕事。それと同じようにひろゆきは話題になる事が仕事」
のような意見もある。
そもそも、特に交流もないサッカー選手2人をなぜここまで擁護しているのか?
言語学者相手になぜここまで好戦的なのか?も疑問である。
これからも2人の交戦は続いていくのか、どういう結末を迎えるのか。目が離せない。
※あなたにはこちらの記事もオススメです。